ヴェデルニコフ／バッハ：イギリス組曲(全6曲）、パルティータ(全6曲）4CD

バッハ　4枚組
disc 1
①イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806
②イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
③イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
disc 2
④イギリス組曲第4番ヘ長調 BWV.809
⑤イギリス組曲第5番ホ短調 BWV.810
⑥イギリス組曲第6番ニ短調 BWV.811
disc 3
⑦パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
⑧パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
⑨パルティータ第4番ニ長調 BWV.828
disc 4
⑩パルティータ第3番イ短調 BWV.827
⑪パルティータ第5番ト長調 BWV.829
⑫パルティータ第6番ホ短調 BWV.830

アナトリー・ヴェデルニコフ（ピアノ）
録音：1978年①～⑤、1962年⑥
1968年⑦、1972年⑧～⑫、⑥⑦はモノラル

リヒテルより5歳、ギレリスより4歳年下のヴェデルニコフは、旧ソ連ではリヒテルやギレリスに並び立つ大ピアニストとしてよく知られた存在でしたが、ソ連国外でレコードが発売されることもなく、欧米諸国に演奏旅行に出かけることもなく、世界的には無名に近い存在でした。それが、1994年に日本コロンビア(DENON)から、10数枚のCDが「ヴェデルニコフの芸術」として発売され、その演奏は驚きとともに絶賛されました。このディスクは、それに続いて発売され、大きな反響と賞賛をされた名盤です。
グールド 、リヒテル 、グルダ、ニコラーエワとも異なる崇高なバッハは、同時に温もりのある演奏でもあります。

「パルティータ」は「イギリス組曲」と並んで、バッハのクラヴィーア曲の中でも「傑作中の傑作」と呼ぶに相応しい。ヴェデルニコフがイギリス組曲とともに、このパルティータを全曲録音していたのは音楽フアンにとって福音以外の何者でもない。ヴェデルニコフのアプローチは力強いタッチで、克明に内声部を描ききったものであり、その陰影のくっきりしたバッハは孤高の音楽と呼ぶに相応しい。パルティータには、シンフォニアと呼ばれる規模の大きい対位法を駆使した部分をがあり、ヴェデルニコフによって描かれる直裁で真摯な表現は、まさに音楽の「音楽的である」中枢を射止めていると思わずにはいられない。崇高なる空気に満ちた哲学的名演。

輸入盤【新品未開封】【廃盤】

＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント)

商品の情報